必修科目

MGT 5314 Critical Thinking and Impactful Communication - Prof. Nickerson, Prof. Dunkin

8月最初のオリエンテーション中から初回の授業が始まります。主にコミュニケーション(スピーキング、ライティング)について学習するコースです。最初は簡単なケースのライトアップが3題ほどあり、学生同士で匿名でフィードバックを返します。いかに簡潔に、そして幅広く包括的に与えられたケース課題をカバーするかが問われます。講義自体は8月で終わりますが、その後も就職活動にも活かせるネットワークイベントや、TEDトークのようなビデオ提出が課されます。そして最後に・・・12月中旬、必修科目の期末試験が終わった冬の寒い時期に、ICE Weekといういかにも寒そうなプログラムが行われます。これは、グループでこれまで習ってきたファイナンスやマーケティングの分析手法を活かしてケースを分析し、グループ全員でプレゼンテーションを行うもので、1年生秋学期の必修科目の総仕上げとして行われます。プレゼンはクライアント企業の方々(と教授陣)を前に行いますので、一切手は抜けません。プレゼンテーションが終わると、優秀なプレゼンテーションを行ったチームの表彰式が行われて無事秋学期は終了、冬休みとなります。2014年1、2016年1は日本人の所属するチームが1位を取りました!!!

 

ACCT 5011 Financial Accounting - Prof. Fields

声に張りがあり、やや早口のフィールズ教授の授業は、心地よいテンポで基礎的なファイナンスやアカウンティングのスキルを幅広くかつピンポイントで教えてくれます。途中に中間テストを設けたコーススケジュールは、アカウンティング初心者 でも、無理なく基礎力を身につけることができる大変計算された内容になっています。テストは、クラス平均点が9割を超える脅威のハイスコアで、学生の理解をしっかり確認する内容になっています。誤解のないように補足しますと、もし教授の講義を受けていなければ、決して簡単な試験内容ではありません。さらに、教授 が授業中に配るハンドアウトが絶品で学生からの絶大な評判を得ています。実際に、分厚いテキストを読まなくてもこのハンドアウトで十分にコースの復習ができるようになっています。 

MEC 5400 Managerial Economics - Prof.Horn

John Horn

 元俳優という異色の肩書を持つ教授。Managerial Economicsでは、ミクロ経済学とゲーム理論の基礎を学びます。ミクロ経済学は消費者行動や企業行動を数量的にモデル化し分析する、StrategyやMarketingにも応用される有効なツールです。ゲーム理論は、実際のビジネスの意思決定の現場でも使われる経済学の中では比較的新しいフレームワークです。授業中に実際に簡単なゲーム(実験)を行って学生がどのような戦略を立てて意思決定を行ったかをシェアする機会もあります。  また、ホーン教授は授業中でも授業の後でもメールでも、学生の質問に非常に丁寧に答えてくれます。授業中に学生の質問に答えすぎて、時間が足りなくなることもしばしば・・・。

MGT 5311 Introduction to Management & Strategy - Prof. Elfenbein

HBS出身で、クリントン大統領期の経済諮問委員会のエコノミストを務めたこともある教授。
原則毎授業1つのケースを扱い、企業の競争優位とそれを持続させるシステムについて、様々な切り口から徹底的に検証を行います。毎回、授業の最初にコールドコールで学生が1人指名され、その日のケースについて概要を述べるという非常にスリリングな授業。また、ある日の授業では、紙コップに入った数種類のコーラが配られ、銘柄を当てるようクイズが出されます。コカコーラか、ペプシか、地元スーパーか、クラスの自称コーラ通の人たちでさえ、正答率は3割にも及びません。ここから、コーラの味や見た目は同じなのに、なぜシェアや収益に大きな差が生まれるのかという議論の本質に入っていきます。また、2週間に1回程度のペースで出される宿題は、常にCEOへのレポートという前提で、最新の話題について、簡潔明瞭かつ深い分析が求められ、課されるハードルは高いですが、その分得るものも大きい授業。指定の教科書はなく、HarvardのCaseとHarvard Business Reviewの論文を使用。事前準備としては戦略論に関するMichael Porterの著書を読んでおく事をお勧めします。

 

OB 5620 Foundation for Leadership Effectiveness - Prof. Knight 

Organizational Behavior (組織行動論) の諸講義群の基礎になるこの講義には、米国流リーダーシップを理解するうえで重要な命題がいくつも含まれています。まず社会心理学的アプローチから、定量的にチームメンバー各々の性格・能力を分析。データ結果から、個人の特性を踏まえてチーム運営のあり方、現状の問題点を検討し、チームで合意された方法論に基づいてケーススタディーを行います。なんとなく上手くいく(あるいはいかない)という叙情的な組織運営ではなく、リーダーシップとはいかなるものか、組織として行動し結果を出すには何が必要か、ということをとことん突き詰める講義内容です。と書くと難しく感じますが、毎回のグループワークは意表を突く仕掛けがあり、楽しんで受講することができます。

FIN 5203 Financial Management - Prof. Leary

この上なく物腰柔らかく優しいLeary 教授は、ファイナンスの基礎を初心者にもわかりやすく教えてくれます。授業の初めに必ずWall Street Journal から主要トピックを引っ張ってきてその日の講義の内容にひも付けて、机上のファイナンス理論の枠を超えて現実の世界でどのように生かされていくかを学びます。またクラスノートも整然とまとめられておりElective で用意されているファイナンスの応用講義に最低限必要な知識、考え方を身につけることができるため、ファイナンスを専攻せずとも、この講義だけでファイナンスの世界のBig Pictureを掴むことが可能です。

 

OMM 5704 Operation Management - Prof. Chayet

トヨタ自動車と世界のやまちゃんをこよなく愛するメキシコ人。日本人以上に生真面目な性格の持ち主です。MBAの学生でOperationに興味があって入学してきたという人は少数派ですが、Chayet教授はそうした学生の傾向をよく理解した上で、いかにOperationを興味深く、かつ分かりやすく教えるかに注力。授業が始まれば工夫をこらしたスライドや巧みなケースディスカッションの進め方、さらにはサプライチェーンマネジメントを体験できるゲーム等を通して、学生の興味を引き出す予備校の人気講師のような教授法です。特にスライドの凝りようは半端ではありません。
おまけに第一回目と最終回の授業ではサプライズが!絶対見逃せません。あまりの素晴らしさに最後の授業が終わった瞬間、学生が立ち上がって教授に拍手を贈りました。皆さんは大学生時代に学生からスタンディングオベーションを受けるような講義を受講されたことがあるでしょうか? 学生からの評判が良かった教授に贈られる"Teaching Award"を継続して受賞。

 

MKT 5503 Marketing Management - Prof. Thomadsen

マーケティングの基礎的な概念(4Ps, 4Cs 等)から、STP、Promotion、Pricing、Distributionまで幅広いマーケティングの概念を学習するコース。企業がどのようにマーケティング戦略を策定すべきか、どのセグメントにターゲットを置くべきか等について理解を深めることができるコース。授業は講義とケースディスカッションが半々くらいですが、グループと個人に課されるケース課題はなかなか手ごたえがあります。

 

 

ACCT 5012 Strategic Cost Analysis - Prof. Fields 

アカウンティングのコアクラスでお馴染みのフィールズ教授再び登場です。製造業の直接費(原料費や労務費)、間接費などのコスト計算についていくつかの方法を学習します。授業の進め方はコアのアカウンティングのクラスとほぼ同じですが、このクラスは毎回宿題があります。しかも、その日にやることが宿題として先に出るので、予習代わりになります。このコースも分厚いテキストを読まなくても教授のハンドアウトで十分にコースの学習ができるようになっています。

 

MEC 5410 Managerial Statistics - Prof. Gordinier

統計に興味のある学生はそれほど多くないでしょうが、それを前提にした上で、統計的手法を使いこなして、いかに正確な意思決定へとつなげるかという、経営者にとって不可欠なスキルを効率よく学ぶことが可能。つまらない統計を面白くする術を熟知している方。ラスベガスのカジノの儲け方から企業のセンシティブな意思決定まで、仮説検証と多変量解析を駆使して、統計的に正しいことを、豊富な事例を元に、わかりやすく学ぶことができます。統計を理解することより使いこなすことに重きを置いており、日本では何度習っても分からなかった統計が一発で分かるようになりました。