1. Olinでの2年間を振り返ってどうでしたか?

  • 授業や飲み会を含めて、いろいろな考えや経験を持ったクラスメイトと触れ合ったことで、自分自身の立ち位置、強み弱みを再認識でき、今後どこに注力し、またどこで人に頼るべきかを明確にできました。例えば、やはりテストでいい点を取ることに自分の強みは無いと再認識し、逆に自分の強みは人とコミュニケーションしたり、リレーションを新たに構築したり、またそれらをくっ付けて新しい何かを生み出して行くこと、なんだと感じた次第です。これらの学びを基に、今後どのように自分の強みを生かして、多様な環境でサバイブしていくか、という事を実体験を通じて学べたのは個人的に大きかったです。
  • 学業において当然ながら細々したこれまで勉強できていなかった分野(会計・財務・オペレーション)の知識を広く浅くであれ学べたことは、今後役職をあげていく中で、メリットを感じていくと思います。また、Negotiation、Leadership、Power&Politic等のソフトスキル改善の為の授業では、これまで感覚的に無意識に体系づけていたこと、もしくは実践していたことが、理論や概念によって体系化、言語化でき、判断軸や立ち返る場所ができた点で大きな成果がありました。今後仕事をしていく上で、非常に役立つと確信しています。
  • 普段の会社生活では知り得ない知識(学問や業界)や経験、友人を得られたことや、実務から離れて外から自分の会社や日本企業を見ることができた点はよかった。
  • 卒業生の強固なネットワークのおかげで、充実したJapan Tripを企画することができたことが一番、印象に残っています。

 

2. Olinの特徴は何だと思いますか?

  • 何か新しいことをやりたい、ここを変えたいと思った時に、スモールスクールということもあり、自分が日本人であろうが、英語でのコミュニケーションが下手であろうが、何かできそうな気がするし、実際にできるという点がOlinらしさだと、この2年間で感じました。チャレンジ精神をもち能動的に動けば、自分の可能性をいくらでも広げられる場所だと思います。
  • 少人数のクラス故、やりたいことに色々とチャレンジできるところ。また、取りたい授業はほぼ確実に履修できるので、自分の得たい知識を得ることができる。
  • 同級生は、日本に興味がある人が多く、英語がネイティブでない日本人にもフレンドリーなので、友人を作りやすい。
  • メーカー出身者の視点からいうと、BoeingやEmerson、AB-InBev等の強いつながりがあるので、共同プロジェクトや講演会があり、他社のオペレーションやサプライチェーンマネジメントを学べることがOlinの強みだと思う。

 

3. セントルイスでの生活はどうでしたか?

  • セントルイスに関しては、オンライン上で色々とネガティブな情報が出回ってますが、住めば都というか、学校周辺のエリアや生活圏では治安に不安を覚える事は皆無でした。何より15分のドライブで街の多くの場所にアクセスでき、ものすごく物価も安く快適に生活でき、個人的には大都市よりスモールタウンに住んでよかったと思っています。また公園やエンタメ施設も十分な数あり、家族づれの学生もシングルの学生も楽しんでいました。
  • 学業や仕事探しにおいては、比較的小さなコミュニティーである為、Olinというだけで、多くの人と繋がることが可能です。例えば、気になる地元の経営者やVCとはメール一本打てば、ミーティングをセットすることも可能です。スタートアップも含めて、セントルイス周辺の企業と学校のネットワークを利用し、インターンやフルタイムをもらうこともが可能です。少しの努力が必要ですが・・・。
  • セントルイスは美術館や動物園が無料で入れるほかに、野球とアイスホッケーのプロチームがあるので休みの日は色々、出歩いていました。
  • 現地で子供を出産したのですが、セントルイスの医療水準は高いので、大変、心強かったです。セントルイス在住の日本人にも現地で出産した方が多く、子育て情報を得られたことも良かったです。街全体、キッズフレンドリーなので、子育てにはオススメの街です。

 

4. Olinの受験生に向けて一言お願いします。

  • 何かイニシアチブをとってやりたい、やれる、そういうことを通じて何かを得たい、もしくは、そういう経験をしたことがないので、やりたい。自分を変えたい、そういう人が合うのではないかと思います。
  • 受験勉強大変だと思いますが、留学生活は刺激があって楽しいので、是非、頑張ってください。Olinで留学生活を送られることを楽しみにしております。