◆職歴:メーカー(企画営業、マーケティング)

◆形態:私費

◆Why MBA?

・これまで勉強する機会のなかった体系的なビジネススキルの習得

・自分がアウェイになる環境でのチームワーク・リーダーシップ経験

・ネイティブ相手に対しても自分の意見を主張できるレベルまでの英語能力向上

これらすべてを一気に効率よく実現できる手段がMBAだと感じたため。

 

また、前職を5年続ける中で生じた業務への慣れや会社の居心地の良さに危機感を感じ、更なる成長のためにはコンフォートゾーンの外側に出る必要があると感じたのも理由の1つ。

 

◆スケジュール

2015年11月: 英語力向上のために勉強を続けていたTOEFLで108点(出願スコア)を取得。MBAへの受験を考え始める。 

2016年  2月: GMATの勉強を開始(静岡在住であったためAGOSの通信教育やネット教材を使用)

2016年  5月: GMAT初受験600点(スコアキャンセル)。その後、定期的に受けるもスコアが伸びず。 

2016年12月: 5回目のGMATで最高点となる660点(出願スコア)を取得。

                       しかし、エッセイや推薦状等の準備を全くできておらずその年の受験を断念。

2017年  1月: 2018年入学の1st round出願を目指してエッセイの準備を開始(コンサルティングはBryanに依頼)。

      GMATの勉強も引き続き継続(しかし、スコアは伸びず)

2017年10月: Olinを含む6校に1st roundで出願。

2017年12月: Olinを含む3校から合格通知。1校waitlist(その後、辞退)。2校不合格。

2018年  2月: Olinを含む2校にvisit。

 

◆総括

<GMAT>

スコアメイキングに非常に苦労しました。特にverbalは1年以上勉強をしても最後までコツをつかむことができませんでした。

スコアアップのために多くの通信教材やネット教材に手を出しましたが、問題を解けば解くほど自身の回答方法に自信がなくなっていくというジレンマに陥っておりました。今思うと、多くの人が言っているように、量ではなく質の勉強を重視するべきだったかなと思います。今後GMATを勉強される方は、がむしゃらに多くの問題を解くのではなく、GMATのプロがいる予備校などに通いながら一問一問丁寧に解法パターンを学ばれることをお勧めします。また、GMATでスコアがでない場合には早めにGREへの切り替えを検討することも戦略の1つだと思います。私も出願終了後にGREを受験したところ1回目で322点(GMAT680点相当)を取得することができました。得手・不得手もあると思いますが、個人的には700点相当まではGREのほうが取りやすいと思います。

 

<エッセイ>

自身のキャリアを考える良い機会となり、スコアメイキングと比べると楽しみながら取り組むことができました。私の場合は、文字制限に関係なくまず1つ1つの経歴や将来のキャリアプランをできるだけ具体的に文字に起こした後でコンサルタントに共有し、コアトピックスを選定していきました。そうすることで、より具体的にコンサルタントに自身のキャリアやMBAの目的などを伝えることができ、スムーズに相互のやりとりをすすめることができました。面接官に響くエピソードの選定や効果的な言葉づくりはコンサルタントの方がやってくれます。だからこそ、スコアメイキングとの並走で忙しい中ではありますが、コンサルタントの時間に余裕がある早いうちから契約をしてエッセイづくりをすすめていくことをお勧めします。

 

<インタビュー>

自分の思いをはっきりと簡潔に伝えること・一貫したストーリをもつことを意識しました。そのために、インタビューの想定問答集を作成したうえで、繰り返しPCや鏡の前で自問自答を行いました。また、インタビュー直前にはエッセイコンサルタントに模擬インタビューをしてもらい、自分では気づかなかった癖などを指摘してもらいました。

 

<最後に>

実際にビジットをして感じたのですが、Olinは小規模なコミュニティーであるため他の学生や教授との距離が非常に近く、協調的な学生が多いと思います。また、日本人の在校生/OB/OGの皆様も魅力的かつ協力的な方ばかりです。少人数・協調性・alumniネットワークが学校選びのキーワードでしたら是非Olinへの受験をご検討いただければと思います。

業務と並行しての受験勉強は非常に困難であると思いますが、同時に自身のキャリアを振り返る良い機会でもあります。是非、自分なりのモチベーションアップ方法を見つけて受験生活を乗り越えてください!